VR用のヘッドマウントディスプレイは通常、メガネをしたままでも装着できるようになっているので、メガネをしている人でも特に問題ありません。しかしメガネによっては圧迫されて痛みを感じたり、動いたときにずれて映像が見えづらくなってしまうことがあります。
そこで今回、HTC Viveに取り付けできる、度付きレンズ「VR LENS」を購入してみました。
自分専用のレンズを作成
レンズといっても人それぞれ目の状態は違うので、自分の目に合ったレンズをオーダーメイドする必要があります。といっても眼鏡店に行って測定してもらうわけではなく、ネット上でパラメーターを入力するだけでオーダーが可能です。眼科で作ってもらった処方箋か、メガネを作ったときの値がわかればOK。
オーダーフォームでPrescription Lensを選択すると、パラメーターが選択できるようになるので、そのままSPH、CYL、AXSの値を入れてみました。乱視が入ると追加料金が高くなるようです。私の場合、本体98ユーロ、送料7ユーロで、合計105ユーロでした。
あとはカートに入れて、PayPalで決済して、届くのを待つのみ。
11月24日に注文して、12月1日に発送通知が来ました。Tracking URLを見るとタイからDHLで発送されたようですが、しばらく待っても届きません。おかしいなぁと思いながら待っていると、12月12日にEMSで届きました。EMSで荷物を追跡してみると、シンガポールから川崎で輸送されてきたようです。川崎って…船便かーい!そりゃあ時間がかかるわけだ。
さっそく取り付けてみる
箱を開けると専用のケースあり、2枚のレンズが入っていました。さっそくHTC Viveに取り付けてみます。
HMDのフェイスクッションをはずし、レンズの枠に合うように上から押せば固定されます。(元々付いているレンズを外すわけではないのでご注意を)
レンズを取り付けたらフェイスクッションを戻し、前後の位置なども調整します。
使って見た感想は!?
見える!
見えるぞ!!
今までと同じように見えるようになりました。
文字も読むことができます。
この開放感、なに!!
素晴らしい!
メガネをしていない人には何がすごいのかわからないかもしれませんが、裸眼で見える幸せがここにあります。(笑)
VR LENSはちょっとお高いので気軽には手が出しづらいですけど、3Dプリンタでフレームを出力して、市販のメガネのレンズを嵌め込んで自作する人もいるみたいです。
JINSとかZoffあたりが出してくれませんかね。
今なら「日本初 VR対応 度付きメガネ」ってアピールできますよ!