Bigscreenは仮想空間内にPCのデスクトップを表示して、ホームシアターのように見るソフトです。と書くとゴーグルがスクリーンになるだけしょ?って一見思えますが、仮想空間の中にディスプレイが現れて、その画面上で動画を見たり、PCの操作ができるんです。現実空間ではVRゴーグルをかぶっていて、仮想空間ではPCのディスプレイを見ている!?なんだかわけがわからなくなってきますね。(笑)
その空間はいろいろと選ぶことができ、デフォルトは高級マンション(?)のテラスになっています。そこからは綺麗な夜景が見え、あたかもその高級マンションに住んでいるような、ちょっと不思議な気分に浸れます。仮想空間の中に現実空間を持ってきたところが、このソフトの面白いところですね。
スクリーンの表示は、巨大スクリーンをマルチプレイヤーで見る方法と、自分専用のスクリーンで見る方法の2つがあります。
巨大スクリーンの位置は固定で、移動すれば自分の好きな角度から見ることができます。マルチプレイヤーに対応している(らしい)ので、みんなで仮想空間に集まって見るという使い方ができるっぽいです。
もう一つは自分専用のスクリーンで、上下・左右・前後に移動することができます。頭を動かしてもスクリーンの位置は変わらないので、あたかも部屋の中のその場所にスクリーンがあるようです。
スクリーンを離して夜景を眺めながら見るも良し。
近くで見るも良し。
実際にソファーに座りながら見ると、本当にこの空間に座っている感覚になります。用意されている空間はリビングやホームシアター、ベッドルームなどの室内のほか、宇宙空間もあります。まだベータ版ということであまり多くありませんが、Bigscreenの今後にとても期待してます!
たぶんこれは実際にやってみないと面白さが理解しづらいと思うので、HTC Vive・Oculus Rift・OSVRをお持ちの方はぜひ試してみてください。ベータ版は無料です。
ちなみに、これはHTC Viveのハードウェアの問題でもありますが、画面が粗いです。肉眼でドットが見えてしまうのはいまいちですね。まだVR HMDが登場したばかりでこれから進化していく世界だと思うので、今後のハードウェアの進化を期待していきたいと思います。