Techtonica(テクトニカ)は異世界の惑星の地底を舞台にした工場建設ゲームで、3D版Factorio、地底版Satisfactory、といったジャンルのゲームです。あまりにも面白かったので紹介したいと思います。
このゲームはリリース前からデモ版をプレイしていて、製品版が出たら買おうと思ってたのですが、垂直のコンベアリフトが無いという致命的な欠点があり購入を見合わせていました。今回Ver.0.3で垂直コンベアが実装されたことからプレイしてみました。
Techtonicaの特徴
Techtonicaは地底が舞台となっていることから、洞窟内を探検しながらゲームを進めていきます。ときには洞窟を外れて穴を掘って探索したりもします。ゲームにはストーリーがあって、ストーリーに沿って進めていくことになるのですが、やはりメインは自動化でしょう。資源を採取して製造ラインを構築し、様々な部品を組み合わせて上位製品を納品していくという、いわゆる工場自動化ゲームです。
地形が変更できる
Techtonicaで特徴的なのが地形の変更で、M.O.L.Eという装備を使って岩盤を破壊して空間を作ることができます。工場を拡張したいけど置き場所がない!ってときは穴を掘って拡張していきましょう。
はじめからインベントリスロットが大きい
この種のゲームって最初はインベントリスロットが少なくて、建設用の素材を持ち運んでるとすぐにいっぱいになってしまうことがあります。普通はゲームの進行とともに増えていくもので、それがまた面白いところでもあるのですが、Techtonicaは最初からインベントリスロットが大きいのです。
敵が出てくることもなく、襲撃も災害もなく、資源も枯渇せず、ひたすら工場建設に全振りしたような感じです。人によっては物足りなく感じるかもしれませんが、私みたいに工場建設に集中したい人にはぴったりでした。
グラフィックが美しい
薄暗い洞窟の中で蛍光色に光る植物や川がとても綺麗です。ゲームをスタートしたばかりの最序盤は暗くてわかりづらく、自動化もできないのでストレスがあるかもしれません。しかし水力発電ができるようになれば燃料の投入や手回し発電から解放され、やっと自動化ができるようになります。大きな照明を付ければ周りも明るく綺麗になります。ここからが本番です。
このベルトコンベアがたまらない!
生産量の調整が難しくも面白い
1つの素材から複数の素材を製造する工程があります。たとえばトモシズルの茎を脱穀すると、トモシズルの抽出物と植物物質の繊維が作られます。このような場合、片方が必要とされもう片方が余っている場合、製造がストップしてしまう問題があります。TechtonicaにはSatisfactoryのAwesome Sinkのようなアイテムを廃棄する機能はないので、余らせないようにする工夫が必要になります。不要な素材を更に加工して量を減らしたりして調整するのですが、あるとき逆にそれが必要になってきたりして、うまくバランスを取っていくのが難しくて面白いです。
ここがイマイチ
まだリリースされてから1年も経ってないアーリーアクセス段階なので仕方ありませんが、とくにUIが使いにくいです。設置できるアイテムの種類が膨大にあるのに、20種類しかスロットに設定することができません。スロットにはすでにベルトコンベアとかインサーターとかよく使うアイテムで埋まっているので、それ以外を設置しようとするといちいち入れ替えをしなくてはなりません。Satisfactoryのようにサブメニューで選択できるようになればいいんですけどね。
マップもマーカー機能がないので、遠出しているとどこに戻ればいいのかわからなくなってしまうことがあります。ビーコンというアイテムがあり、これを設置すれば場所がわかるようになるかなと思いましたが、ちょっと離れると表示されなくなってしまいました。
レシピ情報の不足。何を作るには何と何が必要か、何を加工すると何と何が出てくるとか、といった情報が不足していて、やってみないとわからない状況が多々あります。プログラムの世界でもそうですが、どうして開発者は皆、ちゃんとドキュメントを作らないんでしょうかね。
まだ途中までしか実装されていない
Ver.0.3の時点では、どうやら3つ目の拠点の途中までしか実装されていないようでした。プレイ時間は65時間ほど。現時点では使うことのない製造アイテムも多数あり、今後のアップデートで追加されていくのが楽しみです。
工場紹介
最後に作成した工場を紹介していきたいと思います。拠点は2つめのVictorがある洞窟に作成しました。全部で5F構成になっていて、一番下が発電エリア、その上が採掘・製錬エリア、植物系の加工エリアになっています。3F, 4F, 5F はメインバス方式に似た構成の製造ラインとなっています。
基本的な考えはSatisfactoryのメイン工場のときと同じように、バスを基本にして横方向に拡張できる作りにしました。面積は食いますが拡張しやすくて便利でした。