セールで992円で買ったゲームで400時間以上も遊べるとは。かなり難しいゲームでしたがクリアしたので記念にブログにコロニーの様子をまとめておきます。

全体図

大きく分けて複製人間が生活する居住エリア、金属火山から金属を精錬する金属鉱山エリア、油田から石油を精製する油田エリア、ロケットの発射基地がある宇宙基地エリアがあります。

何もないところから始まった

開始して100サイクル目の様子。まだよくわかってなくて、100サイクルもあったのにあまり開発が進んでないですね。でもよく見るとトイレが水洗になっていたり、外へ探検に行くためにEXOスーツドッグが設置されています。実は一度行き詰っててこれは2回目のプレイでした。

居住区紹介

居住区はこんな構成になっています。水の循環利用や食糧の生産など、ちゃん計算して作っているわけではありませんが、うまく持続してくれています。部屋判定や修飾値はこんな感じです。

部屋判定
修飾値

寝室や娯楽室、作業場など、長時間滞在する場所の修飾値を上げました。

酸素分布

まんべんなく居住区に酸素が行き渡っています。酸素は居住区の下にある3台の電解装置を使って、水から酸素と水素を取り出し、すぐに下にある反エントロピー型熱無効化装置で冷却したものを散布しています。

温度分布

酸素精製場の周辺はかなり熱くなってしまいました。寝室は別に冷やさなくても大丈夫そうですが、近くにブリッスルブロッサムの農場があって30℃以上には上げられないので、冷却した酸素とウィーズウォートで冷やしてます。

電気配線

調理場の下に変電所があり、発電所から引いてきた電力を変圧器を使って分配してます。中盤近くまでは金属資源が乏しく電線網の拡張も難しかったため、SCPSと呼ばれている仕様ハック(バッテリーを交互に切り替えることで最大容量以上の電流を流せる裏技)を使う予定でした。しかしいざやろうとすると、各所に配電設備を作らなくてはならず、作っては壊すを繰り返しているこのゲームでは手間がかかって不便でした。
中盤で金属火山から精錬金属が手に入れられるようになったので、普通に大容量電線を引いて、電力が必要な箇所に変圧器を置くのが一番スマートなやり方でした。

配管 液体パイプ
配管 気体パイプ

農場

食料は生命の源。コロニーの持続には安定した食糧生産が欠かせません。ということで美味しくて(=士気が上がる)カロリーが高い(=少ない量で多く活動できる)ペッパーブレッドを作るために、スウィートウィートとピンチャペッパーの農場を作りました。

農場は自動化していて、水やり、土/リン鉱石の供給、収穫物の回収を自動化して、収穫した穀物はコンベアで輸送して冷蔵庫に保管し、調理場へ自動供給するようになっています。収穫作業と肥料やりは自動化できませんでした。

こちらはハッチ厩舎。天然ガス発電ができるようになるまでは、電力不足がとても深刻でした。石炭資源はわずかしかなく、電気が止まればコロニーは崩壊です。そこでハッチを飼育して石炭(ハッチのう〇こ)を生産することにしました。ふ卵器はネットで見たで省電力タイプの構成です。

当初は何も知らなかったので最初は自然タイル上で飼育していて、厩舎で育てると殖えることを知って厩舎での飼育に切り替えました。おかげで大量の石炭が手に入り、なんとか天然ガス噴出孔の発見まで持ちこたえることができました。失敗だったのは餌に土を与えていたこと。土は農場で使用しますが、大量にあったのでハッチの餌にしていました。しかし気づいたときには土資源が激減!慌てて堆積岩に切り替えました。もし土を使い切ってしまっていたら食料が生産できず、コロニーが崩壊するところでした。

こちらはパクーの養殖場。パクーも美味しくて栄養価が高いので養殖していたのですが、殖えすぎて90匹くらいになってしまいました。

酸素精製場

酸素が無い!序盤はほんとこれで苦しみました。酸素は水を電気分解することで取り出すことができるので、3台電解装置と6台の吸気ポンプを使って酸素を作っています。ただこのままだと作りすぎてしまうので、タイマーセンサーを使って稼働率を調整しています。

吸気ポンプは消費電力が高いので、必要なときだけ作動するようにしました。気体タンクに空きがあり且つ気圧が一定以上のときに作動するように、ANDゲートでコントロールしています。ここではじめて複数のシグナルを1本で伝送できるリボンを使いましたが、これ使いこなすと便利そうですね。

配管はぐちゃぐちゃですね。増改築を繰り返していると上に行ったり下に行ったり、スペースの都合で効率よい配置ができません。とりあえず動いてるからヨシ!

金属火山

金属資源が少ないこの惑星を救ってくれたのは、この金属火山でした。超高温の金属を自動で冷却して、ベルトコンベアで居住区近くまで運んできてくれます。オーバーヒートもなく、800サイクル以上も安定して稼働してます。

この鉄火山については「Oxygen Not Included 鉄火山攻略」で紹介しています。

天然ガス・油田エリア

天然ガスの発見は悲願でした。資源が有限の世界で、無限に出てくる資源。天然ガス噴出孔があれば半永久的に持続可能です。高圧換気口を使うと最大20Kg/タイルまで気体を保管できるという仕様を利用して、タンクの面積以上の大量の天然ガスを備蓄できるようになりました。
天然ガスで発電を行い、排出される二酸化炭素は、排出される汚染水を浄化してできた水と炭素スキーマーで循環処理をしています。

この惑星には油井が3つもあり、十分な原油を入手できました。精製した石油はメイン電力となる、石油発電機で使用します。1台2KWで、電力制御装置を使えば3KW、3台で9KWとかなり強力な電源です。ただし燃料を切らして停電を起こしてしまうと、石油を精製するのに必用な電力を確保するのが大変でした。
その反省から、タンクが空になったら警告を出すようにして、さらに備蓄のタンク(右上)を準備して燃料切れに対処できるようにしました。

蓄電設備

電力不足で地味に困ったのが、宇宙空間のシェルタードアの開閉。停電したタイミングで隕石が降ってきて、地上設備が破壊されまくってしまいました。そこで蓄電設備と、シェルタードア専用の発電設備を作りました。オレンジの枠がシェルタードア専用の発電設備で、他の電源系統とは分離されています。

赤い枠がコロニー全体の共用バッテリーです。面積でいえば大容量バッテリーの方が40kJと容量が大きいのですが、電力漏洩が2kJ/サイクルもあります。つまり毎サイクル5%も消えてしまうのです。そこで20kJではあるものの、電力漏洩が0.4kJ/サイクルのスマートバッテリーを採用しました。

宇宙基地

いよいよ終盤、ついにロケットの発射です。しかし、まさかここからがこんなに長いとは思いませんでした。画像は最後の水素エンジンの設備ですが、ここに来るまでに蒸気エンジン、石油エンジンの設備がありました。蒸気を作る設備が必要だったり、酸化剤であるオキシライトを作る設備がありました。

オキシライトはすぐに揮発してしまうので、液体の中に保管する必要がありました。この生産設備はオキシライトを生産して自動で格納庫に保管するものですが、格納庫が一杯になるまで扉を開けないという仕掛けをしてあります。これは生産される度に少量のオキシライトを複製人間が何度も運んでしまうのを防ぐために、一度に運べる最大量で運搬するようにしました。扉が開いている方には保管されないように、ベルトコンベアも制御されています。

液体酸素・液体水素製造

こちらがロケットの燃料となる、液体水素と液体酸素を製造する設備です。液体水素は酸素を-183℃以下にすると液体になります。液体水素は水素を-252.2℃以下にすると液体になります。

冷却には他の惑星から入手した、希少素材のフラーレンから作る超冷却材を使用しました。配管は断熱パイプがセラミック、輻射パイプは普通の鉄です(と思ったらなぜか鋼鉄で作ってた。たぶん熱伝導率の関係だったかも)。
液体冷却器は3台も設置しましたが、実際は1台で十分でした。金属火山のように大量の熱を発生するわけではないので、一度冷えると停止しているような状態でした。厄介だったのが、液体水素は-259.2℃で固体になってしまうため、冷却温度を-252.2~-259.2℃という狭いレンジに収めないといけないところでした。

酸素と水素の生成

酸素と水素の生成は、居住区と同じように行いました。ただ水を電気分解した場合、酸素に対して水素は少量しか生成されません。燃料に必要な液体水素の量は液体水素と同じなため、水素を大量に生成し、余った酸素は捨てることにしました。

もったいないですけど、宇宙空間なら余った気体や液体が捨てられるのは便利ですね。ちなみに元となる水は、近くの塩水間欠泉から出てきた濃塩水をろ過して使用しています。

ゲームクリア

どうなったらクリアなのかよくわかったないのですが、とりあえず複製人間をロケットに乗せて「時間の裂け目」まで飛行し、「大脱出」の実績を解除しました。出て行ったきり帰ってきませんでした。残りの複製人間も脱出させようと思って、操縦者と観光モジュールに乗せた複製人間を時間の裂け目へ飛ばしてみたのですが、戻ってきてしまいました。もしかしてこれで目標クリアだったのでしょうか!?

Oxygen Not Included をプレイした感想

とにかく猛烈にハマりました。時間を忘れるほど面白くてたまらない。でも常にストレス状態だったと思います。このゲームは使用できる資源が乏しく、先手先手を打たなければ緩やかに崩壊していきます。このままだと崩壊する、なんとかしなければ。そうゆう不安を常に抱えていました。解決方法も無く緩やかに崩壊していく運命にある世界で、どれだけ問題を先延ばしにしながら逃げ出すのか。そんなゲームです。

現実世界と同じじゃないか。。。

面白いところはやはり自動化ですね。液体の輸送、気体の輸送からはじまり、ベルトコンベアで固体を輸送して、設備から設備へと材料を移動させることで、複製人間がやらなくても自動化することができるのが面白いです。さらに論理回路を組めばそれらを制御できるようになるので、より自分の思うような自動化をすることができます。このゲームが向いてるのはプログラマーや、回路設計者のような人ですね。たぶん普通のゲーマーの人には苦痛なゲームではないかと思います。

宇宙進出以降は正直つまらなかったです。ロケットを発射すると戻ってくるまで長時間かかるうえ、他の惑星から採ってくる素材も少量。今まで休むことなくテンポよく進んでいたのに、宇宙進出してからは待ちが増えて飽きてきました。

あと複製人間の死が辛い。1周目のとき、取り残された複製人間が居住区に戻る途中で、酸素不足で死んでしまいました。お墓を建てたら仲間が来て大泣きしてるんですよね。おれの不注意のせいで…、と悔やみました。感情移入してしまいますね。

とはいえプレイ時間が460時間(ほったらかし時間を含む)が超えるなど、十分遊べたことには変わりありません。自分でも驚くほど猛烈なハマり方をしました。うちは午後10時以降はゲームしないルールなのでなんとか生活サイクルは守れましたが、自分でゲーム時間をコントロールしないと生活が壊れるほど、中毒性が強いゲームだと思います。

面白そう、って思った方は実生活に気を付けながら買ってみてはいかがでしょうか。時々1000円以下でセールやってます!

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