先日購入したXYZプリンティング3Dプリンターdavinci nano、すごく良いです!この小ささでありながら1辺12cmまで出力でき、校正も自動ででき、高価なフィラメントではあるものの、それを使えば何のトラブルもなく綺麗に出力できるのはとても素晴らしいです。しかし1つ問題がありました。
騒音がする
3Dプリンターなので騒音がするのは仕方ないですが、それでもnanoはかなり静かな方だと思います。とても静かです、たまに出る音以外は。本体と共振しているように振動を伴う低音で、この音だけは2つ部屋を離れても聞こえます。夜間に出力すると近所迷惑になりそうです。
この時々出る騒音の正体を調べてみたところ、フィラメントが射出されない区間を移動するときの音がやたらうるさい、ということがわかりました。XYZprintというスライサーソフトでtravering speedを変更すれば解決できそうです。
設定を変更してみる
XYZprintソフトの設定を変更しようとしたところ、そんな項目はありませんでした。困ったな…と思ってよく見たら、設定に詳細モードを発見。詳細モードにしてみたところ、「印刷速度」という項目が現れ、「非印刷時の移動速度」という、おそらくtravering speedのことであろう項目がありました。デフォルトは60mm/sだったので、これを30mm/s、120mm/sと変更してみました。
静かになった!
出力しない部分を横断するときのゴーーッ!って音が静かになりました!高音のサーッというファンの音も大きいですが、これは扉を閉めてしまえばほとんど気になりません。高音は遮蔽物があれば下げられます。低音は壁や床を伝わるので防ぐのが難しい。
スペクトラムアナライザーで比較した結果、デフォルトの60mm/sのときにあった300Hzあたりの山が消えているのがわかります。
しかーし!travering speedを変更した結果、糸を引くようになってしまいました。これはおそらくヘッドを移動するときにフィラメントを戻すスピードとかが合ってなくて、フィラメントが切れずに残ってしまったのではないかと思います。なので吐き戻し速度なども変更しないといけないかもしれません。もしかしたらtravering speedをデフォルトからちょっとだけ変えるだけでよかったかも、という気もしてます(共振してるなら)。これからももう少し調整を続けていきたいと思います。