買っては売り、買っては売り、を繰り返して今回で5台目の3Dプリンターをまた買い増した。今回はXYZプリンティングのdavinci nanoにしました。nanoは一番小さなエントリーモデルで、子供向けの教育用という位置づけ(?)みたいですが、これがなかなか使えます。
コンパクトなda Vinci nano
XYZプリンティングの家庭向け3Dプリンターには、スタンダードモデルのPro、Jr.、エントリーモデルのmini、nanoがあります。nanoは造形サイズが120x120x120mm と小さく、プリント速度も他機種より遅いですが、本体サイズが26x28x34cm(突起部除く)と小さく、とてもコンパクトなのです。
以前はProを持っていましたが、これがとにかくでかい。造形サイズが20cmなのに本体サイズが47x56x51cmと無駄にでかいんです。
そして安い
送料込みで23800円でした。ワイヤレス無しの旧モデルなので在庫処分かもしれませんが、ワイヤレスは不安定で使い物にならなかったので、PCとケーブルで接続する方式が一番安定して使えます。
専用フィラメントが高い、けど良い
本体は安いけどフィラメントが高い。そう、インクカートリッジ商法なわけです。市販のフィラメントは1Kgが2000円くらいで買えます。ところがこの3Dプリンターの専用フィラメントは600gで4400円くらい。同じ量で計算すると約3.7倍も値段が高いです。しかも専用フィラメントにはチップが内蔵されていて、使用した量を計算しているので、たとえ中身を詰め替えても他社フィラメントを使い続けることはできません。
まぁネットで調べればチップを書き換えたりする方法もあるにはあるんですが、市販のフィラメントだと溶解温度などの条件が違ったりして、詰まったり絡まったり、一見正常に造形できてるのに中身がスカスカで触るとボロボロに崩れるとか、丸1日かけて出力してあともう少しで完成!というところでぐじゃぐじゃになったり、出力トラブルが多いです。何度やってもうまくいかなくて、純正フィラメントに戻すと綺麗に出力されるからすごく悔しい。w
今まで使った3Dプリンター
初代はよくわからない海外の激安3Dプリンターでした。こちらも専用フィラメントを使用するタイプだったのですが、フィラメントの入手性が悪く、ビックカメラで最後の1個を買ったりして、フィラメントの入手が大変でした。
2台目はdavinci Duoで、同じく専用フィラメントを使用するタイプです。davinciシリーズはマニュアルが雑すぎて、3Dプリンターの仕組みを理解してない人には難しそうでしたが、ハードは割としっかりしていました。
3台目もdavinci PROで、他社製フィラメントが使用できます。これを買った頃はマイニングをやっていて、大型のパーツを大量に出力する必要があったので、安い他社製フィラメントが使用できることが必須でした。1Kgが2000円前後で買えるというのはなかなか魅力的です。ただ品質にバラツキがあったり、温度設定や出力条件の調整が難しく、出力に失敗することも多かったです。
4台目は組み立て式のデルタ型3Dプリンター。AliExpressで買ったもので値段も安く、造形サイズが大きいです。しかしデルタ型ゆえに調整がとても難しく、うまく使いこなせませんでした。
そして5台目が今回のdavinci nanoです。あまり大きなものを出力する必要が無くなったこと、部屋が狭くなったことなどから、本体の小ささで選びました。もっと小さな3Dプリンターもありますが、そうすると造形サイズも小さくなってしまうので、120x120x120が日常的に使うにはちょうどいいサイズかなと。
もし造形したいサイズが120x120x120を超える場合は、分割してプリントして、アクリサンデーで接着すればいいので、これで問題ないですね。
音も小さい
nanoは小型なだけあってか、動作音も他機種より小さいです。とはいえそれなりに音はするので、出力は別の部屋で行っています。MacのFusion360でモデリングして.stlファイルをUSBメモリに保存し、あとはノートPCで読み込ませて出力するだけです。
余談ですが、使用しているノートPCは中国の通販サイトで238ドルで買った激安PCで、新品なのになぜか開封痕があってウィルスが入ってましたww(即クリーンインストールしました)