2024年9月に正式版となったSatisfactory ver.1.0をクリアしたので、作った工場を紹介していきたいと思います。
マップ
前回はマップ全体を攻略しましたが、今回は西側の低地エリアしか使いませんでした。初期のスタート地点は北西にある「岩がちな砂漠」を選びました。最終的なメイン工場を「草原」エリアに建てるために、ある程度進んだら工場は放棄します。
マップはセーブデータをSatisfactory Calculatorにアップロードすると、このような画面で見ることができます。セーブデータは C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\FactoryGame\Saved\SaveGames\数字\ にあると思います。(環境によって違うかも)
それでは順をおって工場を見ていきましょう!
時系列で書いてるので、早くメイン工場を見たい方はスクロールしてください。
ゲーム最序盤
ゲーム開始地点は「岩がちな砂漠」にしました。このエリアは平坦で広いスペースが確保できるので、初期工場を建てるにはちょうど良いエリアでした。
初期工場
コンクリートが生産できるようになったら土台を敷き詰めていきます。土台があると機械やベルトコンベアを綺麗に並べていくことができるので、早めに土台で建設していくのがおすすめです。
初期工場では1フロアで複数の製品を製造します。今回は上手のようなレイアウトルールで製造ラインを作りました。奥方向に素材が入っていき、手前方向に完成品が出ていきます。これをストレージに保管し、横方向へと供給していきます。このような配置にすると生産量を増やしたいとき、機械を縦方向に連結していくだけで増産することができます。縦方向1ラインで1品種を製造しています。
各製造ラインと製造ラインの間は3マス開けています。最初は広すぎると感じるかもしれませんが、増産するようになるとコンベアも1本では足りなくなってくるので、あとから追加できるように最初から広く作っておくのがとても重要です。
フロアが足りなくなったら上にフロアを作っていきます。こんな感じで拡大していき、ベルトコンベアmk4の量産を目標とします。
序盤の電源事情
埼玉県人にはそこらへんの草でも刈らせておけ!序盤はひたすら草を刈って発電機に供給し続けなければなりません。これほんとにSatisfactory最大の苦行です。これだけ高度な技術を持っていながらなぜ自動草刈りロボットが無いのか…。
このへんはver.1.0になってかなり改善されて、コンベアから発電機に投入することができるようになりました。Tierを進めていけばBiomassが生産できるようになり、さらにSolid Biofuelまでいくとかなり効率の良い発電ができるようになります。Solid Biofuelがあればもう頻繁な草むしりは不要です。
この頃には電力不足が深刻になってきます。次のステップは石炭発電です。石炭発電ができるようになればもう草の残量を心配する必要もありません。発電の完全自動化ができるようになってからが本番です。
メイン工場への移動手段
「草原」エリアにメイン工場を建設するにあたって、大量の資材を草原エリアに運ばなくてはなりません。何度も行き来することになるので「岩がちな砂漠」エリアからハイパーチューブとコンベアを敷設しました。
メイン工場の建設位置決め
メイン工場は超巨大工場になるので、最初からしっかりと位置を決めておかなくてはいけません。ここには横幅14マスのビルを6棟建てる予定なので、それが入るスペースを確保していきます。
製造棟の建築開始!この枠が1フロア分で、1フロアで1製品を製造します。この辺は前回プレイ時のSatisfactory工場紹介(2) メイン工場で紹介したのと同じ考え方です。
1フロアには製造ラインを2本作るスペースがあります。1ラインでは足らなくなったときは隣にもう一つラインを作れる余裕があるので、さらなる増産が必要になったときや、別のレシピで作るのが容易です。
1フロアは高さ5マス(20m)にしました。前回プレイでは4マスで作っていたのですが、4マスは低すぎて天井にひっかかることがありました。
ここからは製造棟が組みあがっていく過程をちょっと見てみましょう。
1Fは物流フロアになっていて、外部から入ってくる素材を整理する場所です。2Fからが製造エリアで、こちらは5Fまで製造ラインができています。
9Fまで製造ラインが完成。そろそろ新しい製造棟が必要です。
3マス開けて隣に同じような製造棟を作っていきます。
そして3棟目も。ワンオペ工場長は今日も頑張ります。
メインバス方式
前回に引き続き、今回もメインバス方式を採用しました。同じ棟で製造する製品は上へと移動していき、別の棟で製造する場合は必ずメインバスを通すルールにしました。最初は1品種作るために無駄に長くて面倒ですが、一度メインバスに引いてしまえばそこから持ってくるだけなので後々楽です。
ブループリント紹介
ここからはちょっと工場紹介を休憩して、作成したブループリントを紹介していきたいと思います。実はver.1.0になってから初めてブループリントを触りました。いやー、これめっちゃ便利ですね。今まで製造ラインを増設するときは1つ1つコンベアを繋げたりして大変だったのですが、ブループリントのおかげで、ポン・ポンと置いていくだけでよくなりました。ほんと便利です。
ブループリントを設計するにあたってはいくつかルールを設けました。
・手前から搬入、奥から搬出
・原則奥行4マス、横は4マス中心に3~5マス
・右手前に電柱を置く
Smelter x4, x8
最初に作ったブループリントで、Smelter 4台というのはすぐに使う機会がなくなってしまいました。横幅3マスというのも失敗でした。なぜならSmelter x8は4マスあり、3マス幅で並べていると隣も一緒に壊さないと入らないからです。将来の拡張性を考えれば、スペースが無駄でも4マスに統一すべきでした。Smelter x8は、4×4のスペースに8台のSmelterを敷き詰めた高密度バージョンです。コンベアリフトに直接Spliter, Mergerを接続できることを知り、空中配線の要領で詰め込みました。
Constractor x2, x8
こちらもSmelterと同様です。Constractor x8も同じように2階建てにしました。ConstractorはSmelterよりも横幅が広く、4台並べるとかなりギリギリになってしまいます。何度も調整を行いながらこの形に収まりました。このとき気付いたんですが、Satisfactoryってパズルゲームなんですね。
Assembler x2, x4
Assemblerを並べただけのものですが、ここでルールを追加しました。複数ある材料の搬入口は必ず縦に並べるというルールです。これの何が良いかというと、こうすると搬入するときにスプリッターを縦に重ねるだけでいいんです。今までだと支柱とかを使ってコンベアを敷設して間にスプリッターを挟み込んだり、2つ積み重ねた後に下側を解体したりしてました。
このようにスプリッターを縦に積み重ねる方式にすれば、増設するときも積み重ねたスプリッター同士を結ぶだけでいいので簡単です。
Assembler x8は2階建てにしただけですが、作るのは大変でした。コンベアが曲げられる角度も決まっているので、無理なく通せるように配置を考えなくてはなりません。高密度を意識しすぎるあまり3×4マスで作りましたが、他と同じように4マスで作ればよかったと思ってます。
Foundry x2, x4
このへんも他と同じ作りです。
ストレージ
全ての製造フロアで共通なのがこのストレージ。ストレージというより、入力と出力を共通レイアウト化するためのものです。
入力側は最大4種類までのコンベアが接続できるようになっています。出力側はストレージを通して、同じパネルから出力されるようになっています。
階層にもルールを設けました。外部からの入力は2段目と3段目から行い、出力は4段目から行います。こうすることで複数のコンベアがあってもぶつかることもありません。
逆に作った後で失敗だと思ったのは、出力が1つしかないことでした。生産量が増えてくるとコンベアが1本では足らなくなります。mk5でも780/sしかなく、大量に消費される製品を扱う場合はストレージから2本取り出すように改造を行いました。
ブループリントを使わなかった頃は毎回入出力の位置合わせが面倒だったので、共通化されたことでとても便利になりました。
Manufactor
Manufactorは4×4に入らなかったので、5×5のブループリントに2台入れました。これも入口を同じ位置に揃えたことで、スプリッターを縦に並べるだけで簡単に搬入できるようになってます。
Refinery
Refineryは横に連結していくことを想定しています。Refineryは入出両方にコンベアとパイプがあり、設置が結構めんどくさい設備です。ブループリントでは1段目をパイプにすることで、ジョイントの配置をしやすいようにしました。
このように複数設置したらコンベアやパイプを横に繋げていくだけです。
Packager x5
Packagerはけっこう頑張って作りました。4×4のスペースに5台のPackagerが入っています。これは60×5=300を想定した設計で5台にしました。入出力は1段目がパイプ、2段目がコンベアと、Packagerとは逆になってるところがレイアウト的に難しいところでした。
Blender
Blenderは入力がコンベア2、パイプ2、出力がコンベア1、パイプ1という超めんどくさい機械です。これも入出力の位置を共通化することで、設置時の面倒な作業を軽減できるようにしました。
Converter
Converterはver.1.0で追加された新しい機械です。Tier 9の製品を作ります。配線的には普通ですね。
原発の土台
原発は数が多いうえ、水を使うので配管が結構面倒です。これらを1パッケージ化するために原発の土台を作りました。ポイントは中心に土台があることで、設置時に位置を正確に合わせることができます。ポンプはブループリントに入れられないため、配置した後に設置しています。
ということで、他にもまだ少し紹介してないものもありますが、ブループリントの紹介は以上です。ほんとブループリントのおかげで工場の増設がかなり楽になりました。
それではいよいよ各工場の紹介に移りたいと思います。
メイン工場
メイン工場は草原エリアにあり、12階建て8棟の工場棟と6階建ての駅で構成されています。真ん中にあるのがメインバスで、8棟の工場棟をぐるっと一周しています。私はこれを “SUSHI Main-Bus” と名付けました。
工場棟は元々6棟の計画でした。しかしTier 8~9は巨大な設備が多くて場所を食うため、最終的には8棟まで増えてしまいました。”SUSHI Main-Bus”も途中から伸ばしましたが、回転ずし方式にしていたため容易に拡張ができました。
メインバスは1製品ごとにぐるっと一周していて、必要な場所で自由に取り出せる設計になっています。
メインバスから取り出したあとは、垂直コンベアで目的の階へと輸送されます。
メイン工場では原油系と核燃料系以外のほぼ全ての製品を製造していますが、これだけ品種があってもこんがらがらないのは、このメインバスのおかげです。
屋上には液体関連の施設を置いてます。液体は高い位置に輸送しようとするとポンプが必要だったり、揚程がどのくらいあるのかわかりにくく、ちょっと扱いにくいんですよね。なので重力で落とすようにしてみました。
ここでは別の工場からパッケージ化された液体を、アンパッケージして液体に戻しています。これはやる前から非効率だとはわかっていたんですが、一度やってみたかったんです。空になった容器を列車に載せて戻さないといけないのでほんと手間でしたが、作って満足しました。
他にも屋上にはAwesome Sinkがあります。各フロアで余剰になった製品を捨ててポイントにします。
1Fは外部から入ってくる素材の搬入エリアになっています。
こちらはCrystal Oscillatorの製造ラインですが、右と左で異なるレシピで製造しています。最初はこんなに横幅広くする必要あるかなぁ…と思っていたのですが、最初からスペースを確保して良かったと思いました。
それでは次は鉄道を見ていきましょう。
鉄道
周辺で採取できる材料以外は全て鉄道で輸送する方針にしています。そのため大量の駅が必要になってきます。メイン工場には18個の駅を作りました。
こんな感じで交互に並べることで、1フロアの高さが4段で収まるようにしています。駅の高さを上げるとそこに上ってくるまで時間がかかるためにこうしましたが、コンベアの引き回しがしづらいのが難点でした。
線路はプラットホームへの侵入待ちの電車で詰まることがないように、待機線を設けることにしました。こうすることで先は空いてるのに手前が詰まってて入れない、という問題を回避しています。まぁ、実際その必要性はあまりなかったんですが。
上下階への移動は螺旋状の線路で移動するようにしました。これだけ激しく出入りがあっても衝突事故は起こりません。
最初、信号システムが意味わからなすぎて困っていたのですが、入口にPath Signal、出口にBlock Signal、それ以外はBlock Signal付けときゃいいというのを見て、理解できないままとりあえずうまく動いてるからヨシ!線路は全て複線にして、本線から支線へ出入りするような設計にしています。
メイン工場の紹介は以上です。次はメイン工場以外の各地の工場を紹介していきます。
燃料発電エリア
中盤の深刻な電力不足に対処するため、南東の油田エリアに燃料発電所を作りました。ここでは代替えレシピを使って、120のCrude Oilから300のFuelを精製し、3750MWの電力を得ています。これが2セットあるので計7500MWになります。
下段左がCrude OilからHeavy Oil Residueを作る部分、上段がHeavy Oil ResidueからFuelを作る部分です。下段右の2段重ねのところはPackagerがパッケージとアンパッケージをそれぞれやっています。
効率的に発電が行えるようになり、中盤も長い間これで持ちこたえることができました。
プラスチック系工場
西の砂浜エリアではプラスチックとゴムの生産を行っています。左側にあるのは先ほどの燃料発電所と同じFuelを製造する工場で、左にあるのがFuelからゴムとプラスチックを製造する工場です。下がFuelとRubberからPlasticを製造するエリア、上がFuelとPlasticからRubberを製造するエリアで、それぞれの生産物を相互に入れる代替えレシピを使ってます。
1棟だけでは足りなくなり、計3棟のプラスチック・ゴム工場を作りました。
アルミ系工場
メイン工場のすぐ近くの湖にアルミインゴットを生産する工場を作りました。当初はAlclad Aluminum Sheetもここで作っていましたが、後にメイン工場で作るようにしました。
ここからは鉄道でメイン工場へ輸送します。普通にコンベアで輸送できる距離ですが、電車がバンバン走ってたらかっこいいじゃない!? という理由で鉄道輸送にこだわってます。
水増し工場
Satisfactoryの七不思議の一つに、鉱石に水を混ぜるとなぜか大量のインゴットが作れる謎レシピがあります。圧倒的にインゴットが不足していたので、アルミ系工場の隣に水増し工場を作りました。特に紹介はしていませんが、このような水増し工場をあちこちに作っています。
ダイヤモンド工場
北の美しい海岸エリアにはダイヤモンド工場があります。メイン工場からはかなりの距離がありますが、このエリアは原油が豊富にあり起伏も少ないので、ここまで鉄道を延伸することにしました。
原発エリア
南西の一番端に位置する南国リゾートのようなエリアに、原発関連の工場を作りました。自然をそのまま残すために木は伐採せずに、高い位置に工場を建設しています。
1Fは鉄道駅になっていて、全ての材料は鉄道で搬入されます。手前の棟ではUranium Fuel Rodを製造しています。
奥の棟(画像では左側)ではUranium Wasteを処理してPlutonium Fuel Rodを製造しています。
原子力発電所
燃料製造棟の隣の海上には原子力発電所があります。横12基で手前3列がUranium Feul Rodを燃料とするもの、その奥3列がPlutonium Fuel Rodを燃料とするもの、最後の1列がFicsonium Fuel Rodを燃料とする施設です。
ここでは以前紹介したブループリントの土台を使っています。土台の下には2台のWater Extractorがあり、原発に水を供給しています。コンベアや電線も数珠繋ぎにしていくだけで拡張でき、あの面倒だった原発の建設がとても楽になりました。
核廃棄物 一時保管場所
原発からはUranium WasteやPultonium Wasteのような廃棄物が出ます。これは再処理が可能ですが捨てることができないので、処理ができるまでの間は保管しておかなければなりません。そこで廃棄物はドローンで遥か彼方へ飛ばすことにしました。最終段階の現在では、処理が追い付かなかった場合のみ余った分をドローンで輸送します。
輸送先は東の滝の裏にある洞窟。
ここなら安全に!?保管できるでしょう。
そして、クリア!
こうして最後の製品まで全て納品し、ついにSatisfactoryをクリアしました!何気にSatisfactoryを最後まで進めたのは今回が初めてでした。プレイ時間は合計271時間、遠回りすることも面白さでもあり、満足のいくゲームプレイができました!
おすすめMOD
最後にSatisfactoryをプレイするうえで、絶対入れた方がいいMODを紹介します。
Infinite Zoop
Zoop(床をまとめて設置する機能)は標準では最大10個までしか敷けませんが、Infinite Zoopを使えばその制限がなくなります。しかもX方向とY方向同時に伸ばせるので、30×30の巨大な床でも一瞬で敷けます。これがあるとないとでは全く作業効率が違ってきますので、MODはゲームバランスがー、とか言う人も入れるべきMUST MODです。
それにしてもどうしてSatisfactory公式はわざわざこんなことに制限をかけたのでしょうかね。
あともう一つ、自由飛行(fly)のMODがあったんですが、どれだかわからなくなってしまいました。Satisfactoryはゲームを進めていくとどんどん飛行ができるようになるので、ゲームを楽しみたいなら普通に開放していった方が楽しいです。でも2周目、3周目ともなると遅い移動は苦痛になってしまって、もっと快適に遊ばせてくれればいいのにな、って思っちゃうんですよね。
あとワープの解放とかコンベアmk6の開放も、もっと早い段階で出てきていいと思います。早い段階で欲しいものが、終了する直前で出てきてもあまり嬉しくなかったというのが正直な感想です。
これは神機能!
ver.1.0で実装されて神機能だったのが、このクラウドストレージ。このクラウドストレージのおかげで、建設に必要な材料をいちいち取りに帰る必要がなくなりました。
こんな感じでDimensional Depot Uploaderにコンベアを繋いであげるだけで、常にクラウドストレージに素材をアップロードしてくれます。これを作るのに希少なMercer Sphereが必要なので、最初は1つ作ってあらかじめアップロードしておく形にしてました。でもこれの素晴らしいのは、どのアイテムでも必ず入るという点です。普通のストレージは他のアイテムが入っていて空きがないと別のアイテムは入りません。でもこのクラウドストレージはアイテムごとの容量が決まっているだけで、他のアイテムがいっぱい入っていても入れることができます。
また、インベントリからも出し入れができます。ハードディスク探しをしているときは途中でインベントリが一杯になって、落ちているアイテムを拾えなかったり、逆に供給できなくて泣く泣く拠点に帰ることがありました。もしもこのときクラウドストレージがあれば!? 頑張ればある程度早めにも解放できると思うので、これは優先的に開放していくのがおすすめです。
Satisfactoryを買おう!
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