前々から興味があったリトファン 3DプリントをBambu Lab A1 Miniで試してみました。後ろから光を当てると絵が浮かび上がる透かし絵なんですが、これをカラーで作ることができるんです。3Dプリンターで。3Dプリンターで平面の絵を作るというところが興味深いです。

必要なフィラメント

使用するフィラメントはシアン、マゼンタ、イエロー、ホワイトの4種類です。あれ、CYMKじゃなくてCYMWなん?どうして黒じゃなくて白なのかというと、白の層の厚みで色の濃さを表現しているらしいです。このへんの仕組みについては、こちらのノートの説明がわかりやすいです。
不思議で楽しいColor Lithophaneの話

リトファン向けのフィラメントはセットで販売されていて、バラで買うよりも安く買えます。セールの時を狙って買うのがおすすめです。

データの作成方法

データの作り方はとても簡単で、Bambu LabsのCMYK リトファン印刷ガイドに書いてある通りに進めていくだけです。画像ファイルをアップロードして、画像のサイズや色を調整、最後にダウンロードすると.3mf形式のファイルを入手できます。このファイルをBambu Studioで開くと…

あとはプリントするだけ!
パラメーターも設定済みで、フレームやディフューザーもプリントできるようになっています。このフレームに合うLEDライトはこちらで購入できます。

3Dプリントする

絵が細かいので今回は0.2mmノズルを使用しました。プリントには16時間ほどかかりました。0.4mmノズルだと6時間くらいです。3Dプリンターはエンクロージャーに入っていたのですが、端が反ってしまい荒れてしまいました。中に設置しておいた温度計の履歴を見ると一番低い時で25℃だったので問題はないと思うんですが、長時間かかる場合はスティックのりとかを使った方がいいのかもしれませんね。

完成品の重量は27.1g、フィラメントの廃材は14.1gで、1/3はゴミになってしまうようです。

完成!

これを光に透かすと、

おおーー、絵が浮かび上がった!

パイモン、最高の非常食仲間!

フレームもプリントしたので入れてみます。

なかなか綺麗に発色してますね。3色のフィラメントだけで様々な色が作れるのはとても面白いです。

今回はじめてカラー3Dプリントのリトファンに挑戦してみましたが、細かい線が多いイラストにはちょっと向いてないのかなぁという気もしました。たぶん写真も不向きですね。ステンドグラスのようなベタ塗りが多い図形なんかは合いそうです。

あと、透明PETGのフィラメントでもやってみたいですね。どうなるのかわからないですが、半透明で透けて見えたら綺麗だと思います。いつかビットコインの大儲けしたら、Bambu Labのフィラメントを全種類大人買いしたい。。。

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