entisのプレスリリースによると、entisのデジタルフォトフレームEN-SLIM800で美人時計が表示できるそうです。これは面白い組み合わせ!
でも私がすごいと思ったのはそれではなく、その発想です。
デジタルフォトフレームにコンテンツを表示させるには何が必要か?最初このニュースのタイトルを見て、無線LANを内蔵していて美人時計を表示する専用のアプリがあるんだろうなと思ってました。それかUSBでPCと接続して外部ディスプレイのようにしてるのか・・・。
と思ってたら、内蔵時計と連動して指定した時刻に指定した画像が表示される、スライドショーの機能を応用したものらしい。なんというシンプルでスマートな発想。これってすごい可能性を感じます。
たとえば景色の美しい観光地でSDカードに納めた写真集とか。時刻と同期して楽しむコンテンツなら、定点カメラで24時間撮影した写真を写すのも面白いと思います。
水族館の水槽でもいいし、動物園のパンダでもいいし、写真集のようにずっと見続けるようなものではなく、ふと見ると同じ時間が経過しているコンテンツというのがいいんじゃないでしょうか。
ダダ漏れならぬ、ダダ流し。
ただこうゆうのは1社だけがやっても意味がないので、XMLファイルにタイムテーブルを記述するような仕様を策定して、デジタルフォトフレームのメーカー各社がこの仕様に沿った製品を作れば、デジタルフォトフレーム市場に新しい使い方が生まれてくると思います。
Level.1 (案)
フォルダ内に「時刻.拡張子」のファイル名を保存しておくと、自動的に指定した時刻に画像が差し替わる単純な方式。
Level.2 (案)
XMLファイルを読み込み、指定した時刻に指定した画像、動画、音声を再生する。(動画/音声非対応端末は画像のみ)
Level.3 (案)
メニュー操作により表示するコンテンツの内容や動作の制御ができるようにする。また内部の通信モジュール(3Gや無線LAN)を経由してコンテンツの更新や、疑似PUSH配信をする。タイムゾーンの指定により、日本時間以外の地域のコンテンツをJSTに合わせて表示するか、現地時間で表示するかを選択できるようにする。
時計機能を持っているデジタルフォトフレームなら、レベル1くらいのことは簡単に実現できそうですね。ぜひ各社が協力して、面白い使い方を作り出していってほしいと思います。