以前に紹介したビーバーの街づくりゲーム Timberborn のUpdate 2が配信されたので、また新たにプレイしてみました。Update 2では新要素として、ビーバーのかわりにロボット(ゴーレム)が働いたり、地形を造成できるようになりました。ゴーレムは24時間休まずに働かせられるので、より効率的な街づくりが可能になります。このほか、バッテリーが追加されたり、ビーバーが怪我をしたりと、いろいろとゲームを面白くする要素が増えました!

新要素 重力バッテリー

これは待ちに待った機能!干ばつで水車が使えないときでも、重力バッテリーから動力を供給できるバッテリーです。仕組みは現実の重力バッテリーと同じで、余剰の動力でおもりを持ち上げておいて、足りないときに落下させて使います。落下距離が長ければ長いほど長時間充電できるので、なるべく高い位置に設置しておくのがおすすめです。

重力バッテリーの良いところは、風車のような安定した出力を得られない動力を貯めておける点です。風車は最大400馬力と水車の4倍以上の動力が得られます。しかし風が弱かったり無風の時は動力が得られず、逆に工場が止まっている夜にフル回転していることもあり、需要と供給がうまく合ってくれません。重力バッテリーは余剰な動力を保存でき、足りない場合は補充してくれるので本当に便利です。

こんな感じで50個の重力バッテリーを設置してみました。3段の足場を3つ重ねた上に設置し、おもりが落ちる部分は爆薬を使って最下層まで穴を掘ってあります。これで貯蔵できる動力は1個あたり34000hph(hph=馬力/hourで合ってる?)、合計170万hph。仮に干ばつで10日間動力が止まったとしても、(34000*50)/(10*24)=7083 で、10日間7000馬力も連続供給が可能です。

これは後で気づいたんですが、足場などを設置するとき、通路を作らないと上方向には1マス分しか作れないのに、爆薬で地面を掘るときはいくらでも掘り下げられるんですよね。なのでもっと奥の方の高い山の上に設置すれば、足場の量も減らせられそうです。

新要素 ゴーレム

まさかこう來るとは思わなかった。ビーバーがゴーレムを製造して、ゴーレムを働かせるなんて面白すぎです!ゴーレムはビーバーと違って水を飲まないので、水が無くても死にません。食料を食べなくても餓死しません。そして怪我もしません。無敵すぎる!ただし燃料の供給が必要なので、燃料が切れると働かなくなり、ある程度日数が立つと壊れてしまいます。

とはいえ水や食料を必要としないので、新しい地区を開拓するときも燃料だけを配給してあげればよく、これは本当に便利です。

ゴーレムの製造はちょっと面倒です。ゴーレムの部品は頭、手、胴体の3種類を別々に製造し(黄色の四角い工場)、それを組み立てる(黄色い丸い工場)必要があります。必要な動力も1セットで計700馬力と結構なもんです。1体作れればどんどん工場に配属させられるので、どちらかというと動力不足の方が深刻になってきます。なお、ゴーレムを工場で働かせるためには科学ポイントも必要になります。

ゴーレムの動作に必要なのが燃料。ニンジンやジャガイモなどからバイオ燃料を製造できますが、ジャガイモを用いると大量に生産できるので、ジャガイモを使うのがおすすめです。燃料は新たに追加された施設・精製所で生産できます。かなり大量にできるので、最初のうちは1棟だけあれば十分でしょう。後々大量に必要になってくるので、近くに大きなジャガイモ農場を作っておくことをおすすめします。

ゴーレムを工場や各施設に配属するには、施設のパネルからゴーレムのアイコンを選択します。最初だけ科学ポイントが必要になります。ゴーレムが配属された施設は青白く光るので、夜に見るとちょっとかっこいいです。

ゴーレムの燃料は専用のバイオ燃料タンクに保管しますが、もう一つ触媒という謎のタンクがあります。(このゲーム、いつも説明が足りないんですよ、ほんと)どうやら触媒というのを生産してゴーレムに与えると、ゴーレムのスピードが速くなるもののようです。右のウィンドウのブーストのところが、触媒が作用しているところですね。

触媒は向日葵の種とメープルシロップからつくります。向日葵はビーバーがいると種を食べてしまうのでw、ゴーレムだけの村で生産した方がいいです。

私はゴーレムだけの村に、メープルと向日葵の畑を作りました。メープルは伐採せずにタッパーの小屋を使ってシロップを生産します。メープルは成長するまでに30日かかり、そこからさらに12日たたないとシロップが採れません。なのでかなり前から計画的に生産しておいた方がよいでしょう。

これはUpdate 2で追加された機能なのかわからないですが、自動移住の機能がとても便利です。ゴーレムも日数が経てば壊れていなくなってしまいます。気がついたら工場が止まっていたなんてこともしばしば。でも自動移住を設定しておけば、足りなくなったら勝手に移住してくれます。

この燃料生産用の村は元々ビーバーが働いていましたが、徐々にゴーレムに入れ替えてゆき、最終的にはゴーレムだけになりました。欠員が出ても自動的に余ってるゴーレムが補充されるので、完全放置でオッケー!これは便利ですね。

新要素 地形の造成

今までも爆薬を使って地面を掘削することができましたが、今回はその逆の、地面を作ることができるようになりました。地面は木の足場とは違って土砂からできているので、作った地面の上で作物を育てることもできます。土砂は土砂採掘機で採掘を行い、専用の保管庫(土砂パイル)に保管します。

どこに設置すればいいのか最初戸惑いました。地面の上ならどこでもよさそうです。採掘できる土砂は設置した範囲だけのような外観をしてますが、金属の鉱山と同じように無限に採掘できるみたいです。

土砂の運搬や地形ブロックの設置はゴーレムにしかできません。地形ブロックの設置は専用の作業員の拠点(テラフォーミングステーション)が必要となります。それぞれかなりの量の素材が必要になってくるので、これを使うのは終盤になってからでしょうね。

新要素 怪我をするビーバー・治療するビーバー

今回からビーバーが怪我をするようになりました。怪我をすると働けなくなってしまいます。そのため医療ベッドを設置して、ビーバーを治療する必要があります。ただ治るまでに結構な時間がかかるので、治療院も併設しておくと効率的です。治療院ではたんぽぽから薬を作って患者へ運んでくれます。

詳しく調べたわけではありませんが、とりわけ鉱山ではケガ人(ケガビバ?)が多く発生しました。勤務場所によって怪我の発生率が違うみたいです。ゴーレムは怪我をすることがないため、危険な場所はゴーレムに働かせるといいでしょう。

ちょっとしたテクニック

攻略サイト等で紹介されている方法で、これは仕様ハックだと思うのですが、作物の給水に便利な方法があります。元々給水塔というのがあって、これを設置すると半径10マスの土地に水を供給してくれます。これを画像のように4つの堤防で囲んだ中に放水場を設置すると、なんと半径14マスくらいまで水がいきわたります。しかも給水頻度がとても少ないので貴重な水を大量消費することもなく、補充したいときだけ有効にすれば、専属のビーバーを配置しなくて済みます。

同様に水路を作るときも1段掘り下げておくと、干ばつで水が流れてこなくなっても掘り下げた部分に水が溜まっているので、周辺の土地に水を供給することができます。干ばつが長いとそれも空になってしまいますが、作物が枯れたり成長が止まってしまう期間を短縮できるので、便利なテクニックです。

Update 3 ではこんな機能が欲しい!

  • 倉庫に最大数を設定したい
    倉庫に上限設定がないので食料とかを際限なくため込んでしまい、他のアイテムが入れられなくなってしまうことが多々あります。今は対策として大量に増え続けるアイテムは専用の倉庫を設けていますが、小麦・小麦粉・パンのように一つ一つ分けなくてはいけないのが非効率です。
  • はしご
    垂直方向に登れる通路があると、足場や階段を大量に作らなくてよくなるので欲しいところ。
  • 目的
    このゲームって何をするのかすべてが自由なので、好きなように遊べばいいんですが、逆に目的がないとやりたいことをやったら飽きてしまうんですよね。数値的な目標だったり、あるエリアを緑化すると新エリアが解放されるとか、ミッションが設けられているともっと楽しめると思います。

街の紹介

最後に私のビーバーの街を簡単に紹介していきます。幸福度はまだMAXには届いてません。

メインとなる都市で工業の中心地。他で作ったアイテムの多くがこの都市に集められます。ビーバー96匹、ゴーレム167匹が共存していて、唯一ビーバーがいるエリアです。

ダムエリア。序盤はとにかく干ばつ対策をしていかないと詰んでしまうので、最優先でダムを作りました。水が足りなくなった場合は水門を開けることで水を供給できます。ダムの上の村はメープルの植林エリアで、材木を都市に供給するためのものです。

鉱山エリア。貴重な鉄資源を採掘できるエリアです。安定して鉄が産出できるようになったあとは、平坦な場所に大量の重力バッテリーを設置。その後、ゴーレムの燃料や触媒を生産するための工場と畑を作り、労働者をゴーレムだけにしました。97匹のゴーレムが働いてます。

森林エリア。とにかく大量の木材が必要になるので、メープルの木を植えて、大量の木材供給ができるようにしました。

水上都市エリア。地形を造成してここにシンボル的な山を作り、金属製の足場の上に建つ水上都市を作ろうとしてました。が、終わりが見えてきてちょっと飽きてきてしまい、ちょうどそのタイミングで原神 ver.3.1の配信がはじまったのでここで止まってます。

TimberbornはSteamで販売中!

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