第15回 歩く玄箱
<ソフトウェア>



玄箱で使用するソフトウェア
玄箱の正体はLinuxです。 ファイル共有はSambaやNetatlkとったソフトウェアによって実現しているだけなので、 必要なソフトウェアをインストールすれば何でもできます。 玄箱の付属CD-ROMにはコンパイラやらいろいろなソフトが付属しているので、 最初にこれをインストールしましょう。 (詳しい手順は適当にググってね)

今回必要なソフトウェアは次の通りです。
・WWWサーバー … Apache
・プログラム実行環境 … PHP
・Webカメラドライバ … PWCドライバ
・ストリーミング … ffmpeg , webcam

WWW関連
まずはWWWサーバーからいきます。 Apache 1.3.31 をインストールしようとしたものの、なぜかDSO版のインストールができず、 Static版もコンパイルできませんでした。 仕方ないのでApache 2.0.50を試したものの、やはりDSO版はコンパイルできません。 仕方ないのでApache 2.0.50はDSOなしでコンパイルすることにしました。 PHPのインストールもうまくできなかったので、PHP4.3.8はCGIとしてインストールします。 configureオプションは以下の通り。

■Apache
./configure

■PHP
./configure \
    --with-apache2=../../apache/httpd-2.0.50 \
    --enable-mbstring \
    --enable-mbregex \
    --disable-session \
    --with-jpeg \
    --with-jpeg-dir=/usr/local/lib \
    --with-zlib \
    --with-zlib-dir=/usr/lib \
    --with-gd \
    --without-mysql \
    --enable-ftp

Webカメラ、ストリーミング
前にOpenBlockSに繋いでいたCreative WebCam Plusがあったので、 当初はこれを玄箱に接続してストリーミングをやろうと考えていました。 このWebカメラはov511ドライバで動くので簡単!とか思ってたのが間違い。(^^;) 玄箱でov511ドライバをコンパイルするにはKernelソースが必要らしいんですが、 Ver.1.01のCD-ROMにはソースが付いていません。(なんで外したんだ?)
例によってググってると、 sushi-kさん がLogitechのQcam Pro4000を接続するためのPWCドライバや、ffmpeg、webcamなど、 コンパイル済みのバイナリを 配布 しているではありませんか! ありがたく頂戴させていただきました。m(_ _)m

無駄にFLASHを使ってみる
最後に玄箱を遠隔操作するためのCGIプログラムを作成します。 前回ようにフォームで作ってもいいのですが、 せっかくなので「美しく(?)」作ろうではありませんか。 ということでわざわざFLASHでコントローラーのGUIを作成します。

仕組みはいたって簡単。進む方向やライト・サウンドの状態は8ビットで表現されます。 このデータをFLASHムービーで演算して、受け側のCGI(PHP)に渡しているだけです。 また操作性を向上させるため、マウスだけでなくキーボードでも操作できます。 ↑↓←→、SHIFT(ライト)、CTRL(サウンド) キーで操作できるようになっており、 画面を見ずに片手で操作できるのがポイントです。

【操作画面・サンプル】

映像認識に挑戦
目指すはAIBO。 映像認識して自動的に自律歩行したら面白いんじゃないか!? ということで赤い物に反応するためのプログラムを作っていました。 しかし!!途中でWebカメラが動かなくなり、この計画は頓挫しました。 以下は幻の映像です。(笑)

 

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