玄箱を制御する |
玄箱で制御を行うにはいくつか方法があります。
USBで制御するならMorphy Planningの汎用USBインターフェース・USB-IO
(現在はKm2Netと
TECHNO KITで取扱中)。
シリアルポートで制御するならシステム工房 クロスハードさんの
RS-232C多目的制御基板が便利です。
当初はUSB-IOを使う方向でやってたのですが、
どうもうまくドライバ
を読み込んでくれません。
そこで今回はシリアルポートで制御することにします。
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全体ブロック |
今回の基本方針は次の通りです。
・バッテリーで駆動し、完全ワイヤレス
・Webカメラでストリーミング配信
・RS-232C経由でリレーを制御
・モーター制御、ライト点灯、警告音の発生
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電源系統 |
マザーボード・ロボと同じように、バッテリーは2系統あります。
モーターは始動時に大電流を流すので、玄箱への電源供給が不安定になってしまうためです。
玄箱側のバッテリーはNiMH単三バッテリーを10本直列にして、12Vにしています。
さらに12Vから5Vを得るため、秋月電子でおなじみのDC-DCコンバーターを使用しています。
なお玄箱の消費電流は
12V 395mA
5V 27mA
でした。これならバッテリー駆動も余裕ですね。
(と思ったのが大きな間違いだと後で気付く)
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シリアルポート |
今となっては懐かしい響きとなってしまったRS-232C。
実は玄箱にはシリアルポートがあります。
この辺のハードウェアの情報は山下康成さんの
LinkStation/玄箱をハックしよう
を参考にさせていただきました。
CPUのすぐ近くにあるJ1がそれです。
まずは動作確認。
この端子からの出力レベルは0-3.3Vなので本来RS-232Cとして使うには電圧を変換してあげないといけないのですが、
RS-232C多目的制御基板の正体はPIC16F84Aです。
ということは、直接繋いじゃってオッケー!
(写真では74LS04でバッファーしてますがあんまり意味なかったかも)
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リレー回路 |
これが制御回路の心臓部、リレー回路です。
PICはシリアルポートから受け取った8ビットのシリアルデータを、8ビットのパラレルデータに変換します。
玄箱からPICにコマンドを送ると、トランジスタアレイを通じてリレーのON/OFFをする仕組みになっています。
モーターを制御するなら専用のICがあるんですが、マザーボード・ロボの経験からあえてリレーにしています。(^^;
なんかリレーだらけですね。
リレー大好きです。(爆)
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サウンド回路 |
玄箱でMP3を鳴らすこともできるようですが、さすがにそこまではいりません。
ということで今回はエレキットの
8色バトルサウンドキット
を使用します。
エレキットと聞いて「うわっ!懐かしい」って思ったそこのアナタ。マニアですね。:-)
FANのあった部分にスピーカーを取り付けます。
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ライト |
ドン・キホーテ秋葉原店で買った懐中電灯です。
ライトのために2ビット使用するのがもったいなかったので、1ビットで2回路3接点のリレーを駆動させています。
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組み込んでみる |
これで一通りの回路ができたので玄箱の中に組み込んでみます。
配線ぐちゃぐちゃでかなりわけわからん状態です…。
おまけ:USBコネクタを増設してみました。でも結局使いませんでした。(^^;
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