第15回 歩く玄箱
<脚とフレーム>



あのときの少年はもう中年太りのおやじになっている
最近は昔に出た商品の復刻版がいろいろと発売されています。 子供時代に遊んだり欲しいと思っていた少年は大人になり、 金銭的な余裕を持った今、買いに走っているようです。
さて今回使用する32本のムカデ足の正体は、学研から発売されている 大人の科学シリーズメカモ・センチピードです。 赤外線リモコンがついていてそのままでも動かせますが、今回は制御部は使用しません。


2時間もかけてやっと作ったメカモ・センチピードをぶった切ります。


ムカデの開き一丁あがり!
続いて玄箱に取り付けるためのL字型のアルミフレームを取り付けます。 これは前回も使用した山崎教育システムの製品ですが、 なんとツクモ・ロボコンマガジン館では現在取扱をしていないとのこと。 仕方ないので前回の余りの2本だけでなんとかすることにしました。


フレームの穴に合わせてドリルで玄箱に穴を開けていきます。 既に部品を配置済なので、中の部品を傷つけないように注意します。


L型フレームを玄箱に取り付けます。 あとはメカモ・センチピードを取り付ければ完了です。

 

無線LAN
前回はUSBタイプの無線LANを使用しましたが、今回は玄箱なので使用できる機器も限られてきます。 そこでPlanexのLAN直結型の無線LANアダプタを使用することにしました。 ケースは邪魔なので取っ払います。


中身を取り出して基板とショートしないように絶縁します。 配線はLANの配線を引っ張ってくればスマートなのですが、 これだと再利用するのが大変なのでLANケーブルを引き回す形にします。

こんな感じで外側のLANコネクタに接続します。 こうしておけば無線LANが使えないところでも、外して有線で接続することもできるので便利です。
(本当はLANのピンアサインを調べるのが面倒だった(^^;)

Webカメラ
続いてWebカメラを取り付けます。 今回使用するのはロジテックの Qcam Pro 4000。 素子はCMOSではなくCCD、解像度は1.3メガピクセルというWebカメラ製品の中ではハイエンドクラスのものです。
このWebカメラはUSBケーブルが太っといため、配線の取り回しに苦労します。 そこで極細タイプのUSBケーブルに交換することにしました。
Webカメラを分解してUSBの配線をぶった切ります。 その配線と極細タイプのUSBケーブルとを繋ぎます。



これでだいぶスリムになりました。


最後に
モーター用のバッテリーを下側に取り付けます。 単三NiMHバッテリー6本で7.2Vが直接モーターに加わります。


こちらは玄箱内部のバッテリー。 単三NiMHバッテリー10本で12Vです。 バッテリーを交換するには玄箱を開けなければいけないというのがかなり面倒です。

玄箱の上部にWebカメラの取付台をくっつけます。 この台はWebカメラを取り付けたまま上下左右に動かせるようにするためのものです。



最後にWebカメラと懐中電灯を取り付ければハードウェアの完成です!

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