昨年6月にPCを本格水冷にしてから約10ヶ月、その後どうなったか書いていきたいと思います。本格水冷はメンテナンスが大変だという話は聞いてましたが、まさかこんなことになるとは…。
5ヶ月でポンプが壊れる
水冷のポンプが壊れました。キットに含まれていたBarrowのポンプを使用していたのですが、突然動かなくなり冷却液が循環しなくなりました。冷却液が循環しないのでCPUが熱暴走してPCも起動しなくなりました。まぁ安いやつだから仕方ないかぁ。
ということで、ファンの取付穴に固定可能なEKWBのリザーバー一体型ポンプをオリオスペックさんで買ってきました。
3ヶ月でポンプが壊れる
いやいやいやいや、さすがにおかしいでしょ!?有名なメーカーのお高いポンプがこんなに早く壊れるはずがない。他に原因があるのでは?詳しく状況を調べることにしました。電源を入れるとモーターが動き出すときのブーンという振動があり、しばらくすると停止、またしばらくすると再開して停止を繰り返していました。まるで負荷がかかって安全装置が作動しているかのような音。これはもしかして…。分解してみることにしました。
はじめて構造を知ったんですが、モーターの軸は水路とは完全に分離されているんですね。回転する部分は磁石の力によって動いているようです。見た感じでは何か破損していたり詰まっている様子もありません。とりあえず綿棒を突っ込んでみると、粉状の汚れが付着しているくらいでした。手で回せば簡単に動きますし、なんで回転しなくなったのかわかりません。
一応念入りに掃除して元に戻したところ、なんと正常に動き出すではありませんか!あんなわずかな汚れで動かなくなるものなの??(後日、最初に壊れたBarrowのポンプも掃除したら動くようになりましたw)
PCの水、ぜんぶ抜く
前々から気づいていたのですが、チューブの壁面におぞましい色の付着物が現れるようになりました。まるでう〇こ。これ剥がれてポンプに行ったらまた詰まるやつだ。あまりにおぞましいのでモザイク処理をかけています。
うぇ~、これは何でしょう。カビ?色素が固まったやつ?これまで続いているトラブルは、色付きのクーラントを使ったせいとしか思えません。かっこいいかなと思って緑色にしたんですが、EKWBの透明なクーラントに変えることにしました。その前にチューブを清掃。
うちの水冷PCはラジエーターが外付けなので経路が3mくらいあります。そこで通線ワイヤーの先端にスポンジを刺して、食器用洗剤でゴシゴシ洗うことにしました。しかしながら完全には取れず、あまり美しい状態とはいえません。仕方ないのでPCの内部のチューブだけは新品に交換することにしました。
よし、綺麗になった。ちなみに上の写真は接続先を間違えてます。また短い距離で繋ごうとしたところチューブが半分潰れてしまい負荷がかかりそうでした。狭いケース内でソフトチューブが潰れることなく配管するために、見た目を諦めて、なるべく負荷がかからないようにしました。
とりあえずこれで今まで通り使えるようになりました。冷却液が透明なのでPCの照明が反射して、これはこれで悪くないですね。
教訓
- 色付きクーラントはやめておけ
- ポンプは掃除すれば直る