iSCSIサーバーを作るとなるとLinuxのIETとかFreeNASとかで作るのが一般的(?)ですが、open-e DSS V6という、IPストレージに特化したOSがあります。機能もさることながらGUIで簡単に操作できるので、セットアップも非常に簡単です。
open-eの存在は前から知っていたのですが、いかんせん値段が高くて個人では手が出せません。と思ったら無料で使えるLite版があるのですね!さっそくダウンロードしてインストールしてみました。
インストールはZIPファイルを解凍して、USBメモリにファイルをコピー、bootフォルダのbootinst.exeを実行(Windows7では管理者として実行)すればOK。あとはBIOSの設定でUSBメモリから起動するようにしてやれば終わりです。
Lite版では容量や機能などに制限があるのですが、個人で使うには十分でしょう。iSCSIターゲットを作成して、VMware ESXiでも問題なく認識しました。
open-e DSS V6の素晴らしいのは、レプリケーション機能やフェイルオーバー機能があるところです。バックアップ機能もあります。しかもOSとして提供されているので、サポートされているハードであればハードウェアを選ばないところもまた素晴らしいです。
私が作りたいのはSuperMicroのSuperServer 1026T-URF4+(1Uラックマント、2.5″ドライブベイx8)に、Intel X25-EシリーズのeMLCタイプのSSD(夏以降?)を8個搭載し、open-e DSS V6でiSCSIターゲット化。さらにもう一台同じマシンを用意してレプリケーションさせたいです。
とりあえず、open-e DSS V6の評価版では60日間フル使用できるようなので、レプリケーション/フェイルオーバー/バックアップなどを試してみたいと思います。