第20回 TCP/IP制御シグナルタワー
〜 サーバー管理者の眠れない夜 〜




サーバー管理者は"うなされている夢を見ている自分"の夢を見る
しばらくアホ企画が続いたので今回は真面目ネタです。 第9回のときにTCP/IPで制御するリレーを 作成しましたが、これのおかげで客先にばれずにこっそりサーバーを直せるようになりました。(笑) そして今回もう一台警報システムが必要になったんですが、 INTEROP 2005パトライト社のブースで ネットワークで制御できるシグナルタワーを発見! 値段も5〜8万円 とそんなに高くありません。

でも自分で作ればもっと安いんじゃないか? というわけで今回はTCP/IPで制御できるシグナルタワーを自作することにしました。

回路図
いきなりですが、こんなです。

前回と同じようにethernetとのI/Fには秋月電子のPICNICを使用します。 PICNICの出力からトランジスタアレー(TD62083AP)を通してリレーのON/OFFを行っています。 ブザーやランプの点滅は本来バイブレーション回路を使用するのが普通ですが、 面倒なので自己点滅LEDをリレーに直列に接続してます。

シグナルタワー、ケースの加工
今回使用したシグナルタワーはパトライトのSE-Aという、DC24V 3連のものです。 新品を買うと高いのでオークションで\1,900で落札しました。 (関係ないですが、オークションでずっと入札しないでいて終了数分前に入札してくる奴、 ムカつきますね。男なら正々堂々と勝負しろやゴルァって感じ(笑))
ケースはアルミの組み立て式のものを使用しました。それぞれの位置に合わせてドリルで穴を開け、 リーマで大きさを整えます。LANコネクタの部分はこの後ハンドニプラーで四角形に整えます。
  

ピクニック・ヤッホーイ!
おなじみ秋月電子のPICNIC(PIC Network Interface Card Kit)とリレー基盤を接続します。 PICは既にプログラムが書き込まれているので、差すだけで動くようになってます。

こんな感じで2階建てにします。微妙に穴の位置が違うのが悲しいところ。 写真で見ての通り、RS-232CやPICNICの内蔵電源回路は使用していません。


完成!!
できました。かなりデカイです。

ランプの色が切り替わるのが遅いのは一度に1ビットしか制御できず、連続して送信するとビット落ちするため。 (TCPなのにこれじゃUDPだな)

願わくば、あまり役立って欲しくないところですが。(笑)

2005.6.29 ↓動画追加しました

夜中に鳴ったら近所から通報されそうです。(笑)

2005.06.26 by Kaz



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