第12回 EPIA超小型ケースに3.5"HDDと
ACアダプタを突っ込め!

〜 小は大を兼ねた 〜




マザーボードが余ってしまった
EPIA-M 6000 (VIA C3 600MHz)のマザーが訳あって余ってしまいました。 HDDも余ってるしメモリも余ってるし、これで1台組めるじゃないか!? (なんでそんなに余ってるのかは謎) ということで今回も笑えるネタじゃないんですが、Mini-ITXマザーEPIA Mでマシンを組み立てることにします。

横幅209mmの極小ケース
いくらEPIA-Mでマシンを組むと言っても、普通に組んだのでは芸がありません。 どうせやるならとことん小さく! そこで選んだのが Cubid 3688 (Procase/MOREX) です。 Mini-ITX専用ケースで電源内蔵、CD-ROMはノート用のものを使用、PCIスロットの拡張は無し、ハードディスクは2.5"、 これでACアダプタで動きます。値段も9800円と安く、電源+ACアダプタ+ケースでこの値段は破格でしょう。

ただハードディスクが2.5"というのが解せません。2.5" HDDはすぐに壊れるので使いたくないのです。 このケースは滅茶苦茶小さい割に中は無駄な空間がたくさんあります。 あーもったいないもったいない…。ということでACアダプタも本体ケースに内蔵し、 ハードディスクは2.5"から3.5"へと改造することにしました。

ハードディスクマウンタを作る

アルミ版をケースの大きさに合わせて裁断し、ハードディスク用の穴とケース用の穴を開けます。


ハードディスクを取り付けるとこんな感じです。 ちなみにこのハードディスクはMaxtorのDiamond Max Plus 8で、厚みが一般的なハードディスクよりも 薄いのが特徴です。若松通商で結構安く売られてます。

ケースに付属のマウンタはCD-ROMとHDDを兼用しています。 CD-ROMの方は小さくて自分で作るのも大変なので、真ん中でぶった切って流用することにします。


電源代だけでチャラ

これがDC 12VからATXに変換する電源基板です。第11回では mini-box.comのPW-70Aを使用しましたが、電源基板とACアダプタだけで9800円の元は取れますね。

電源基板を取り外しマザーボードの上に乗せます。下に敷いてある黒いのは絶縁用の熱収縮チューブです。 そして電源基板のあった空間にACアダプタを入れます。

CD-ROMとHDDを乗せる

IDEケーブルでCD-ROMとハードディスクを接続します。 ケース内が狭いだけにフラットケーブルだと取り回しが大変です。

最後に作成したハードディスクマウンタを上からかぶせます。 左側の突起はケースに止めるためだったわけです。 ちなみに右側はネジ止めせずに、単に挟んでいるだけです。

横から見た図。ちょっと盛り上がってしまいました。 この辺はフラットケーブルが折り重なってるので仕方ないですね。 上から力を入れて押さえつければ大丈夫です。

完成!
ということで完成です!小さいっす!
まずはWindows XPをインストール。さすがに600MHzなので遅いですが、うちのMebiusノートより全然速いです。 てかCrusoe遅すぎ! 次にLindowsをインストール。Lindowsはインストール簡単でいいなぁ。 今まで私はLindowsをボロクソにけなしていましたが、訳あってLindowsを応援することにしました。(謎) せっかくClick-N-Runのライセンスも持ってるので、このマシンはLindowsマシンとして使う予定です。

2004.02.29 by Kaz


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