第24回 USBで肉が焼けるか?
牛丼パソコンなんか目じゃない!最強のUSB焼肉PC 〜





夏といえば!
夏だ!海だ!バーベキューだ!!
夏といえば焼肉です。青空の下で炭火焼肉なんてもうたまりませんね。しかーし、現実は厳しいのであります。 なかなか行けないのならせめて気分だけでも・・・。 そんなことを考えていたら、ふと1年半前の屈辱を思い出しました。 USBで目玉焼きは焼けなかった…。_|‾|○ そして思い立った。今度こそUSBで肉を焼いてやろうではないか!!

ということで、USBで肉が焼けるかリベンジすることにしました。

多けりゃいいってもんです(笑)

前回はUSB1ポートだけでやったので失敗しましたが、考えてみれば2.5Wの電力で目玉焼きができるわけがありませんね。 ならば単純に増やせばいいじゃないか! というわけで5ポートのUSB拡張カードを6枚、計30ポートで挑むことにしました。

使用したマザーボードはMSIの648 Max-F。
PCIスロットが6基あるので全て埋め尽くします。

電源はAntecの500Wタイプなので電源容量も余裕です。

こちらがUSB拡張カード。
USB 1.1ですが、USB 2.0である必要はないのでこれで。

マザーボードにUSB拡張カードを差します。

後ろから見ると5×6で30個のUSBコネクタが並びます。
これだけあると壮観ですね。

熱源の設計と製作
USBは1ポートあたり5V 500mAまで取り出すことができます。1ポート2.5Wでも30ポートあれば75Wとなり、これなら肉が焼けるのではないかと考えました。 拡張カード1枚あたりに1個のセメント抵抗を接続し、5Vの電源を並列に接続します。

6個のセメント抵抗はラグ板に乗せて配線します。
抵抗値は2Ωで各 2.5A 取り出すようにします。
これならばUSBの規格内でPCにも負担がかかりません。

個々のUSBケーブルとセメント抵抗を接続します。 セメント抵抗は10Wでここでの1個あたりの消費電力は12.5W。
多少オーバースペックですが許容範囲内でしょう。
セメント抵抗の塊をUSBカップウォーマーの中に埋め込みます。
これは以前オーバークロックした際に使用したものですが、 中の基盤は既に萌えて黒こげになってしまいました。


セメント抵抗にシリコングリスを塗り、金属プレートと密着させて完成です。
ケーブルが太いので取り回しが大変です。

いっただっきまーす!
いよいよPCの電源をオン!これから肉を焼きま〜す!

使用した肉は丸大食品の牛カルビ。
味付きです。

肉をUSBカップウォーマーのプレートに乗せてみます。
「しゅ〜」と小さな音がするだけで、この先が不安になってきました。(笑)

しばらくたってから見てみると・・・

焼けてるぞオイ!!(゜Д゜;)

やっぱ焼肉に欠かせないのが白飯。
ウマーーー!!

これが今夜の晩ご飯です。(←まじ)

ちょっと電子部品の味がしました。(笑)

動画もどうぞ

WMV形式 226KB

WMV形式 163KB

2006.8.15 by Kaz

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