第2回 FANコントローラーを自作する
〜そのFANうるさいっちゅーの〜





うぉ〜、FANがうるせ〜(笑)
ということで今回は、改造アホっぽくない実用的な企画でいきます。(笑)
PCの騒音の最大の原因はFANだということは誰でも知っていることですが、 静音化するには静音タイプのFANに交換したりしなければいけません。 最近ではこんな FANの回転数を可変出来る製品も発売されています。しかし結構いい値段するんんですよね。 ってことで自作することにしました。

僕らの見方 秋月電子
今回は秋月電子の可変安定化電源キットを使用します。 キットと言ってもナイト2000じゃありません。(当たり前だ(^^;)) 出力電圧可変型三端子レギュレータIC・LM350Tを使用したキットで、出力はDC 1.2〜20Vまで。 ただしキットは電圧可変範囲がいくつかのレンジにわかれていて、ちょうど出したい電圧あたりが出せません。※
 RV=0Ω → 1.25V〜7.5V
 RV=750Ω → 5.9V〜12.2V
今回はRV=500Ω(とりあえず1KΩを2個並列にした)でやることにしました。 回路はいたって簡単、シルク印刷通りに部品をはめ込むだけです。 抵抗値の読み方を忘れちゃった人(自分のことである(^^;))でも大丈夫。 説明書には色までちゃんと書いてます。
あとは延長用のFANケーブルを途中でぶった切って繋げただけです。 その際注意する点としては、FANセンサーの黄色い線はそのまま結線しておく必要があります。

※これは急激に電圧が変化しないように、わざと抵抗を直列につないでオフセットをかましているため。 秋月のキットがそのような回路構成になっているだけなので、可変抵抗を直接つないでもOK。

実際につないでみる
なんか改造アホらしくなく、すんなりいっちゃいました。(^^;
電圧を下げていくと期待通り騒音も静かになり大成功! 4000rpmから1800rpmくらいに下げて、Superπ1677万桁を走らせてみたところ、 少し暖かいかなって感じでした。BIOSの画面で確認したところCPUは49℃。許容範囲ですね。


このガムテープで付いているあたりが、やっぱ改造アホっぽい・・・。

部品一覧

秋月電子・LM350T使用 安定化電源キット\600
千石電商・ヒートシンク\70
千石電商・FAN延長ケーブル\150 × 2
秋月電子・絶縁ゴムシート\40
合計\1,010


2002.1.20 by Kaz


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